カルラの日々徒然

気がつけばマイナー好きになっていた

#詩

彼岸花

たなびく穂をふちどるように咲く彼岸花 その先に続く道は 此岸から彼岸へと変わってゆくのか 死者が迷わぬように 旗の代わりをしているのだろう 天国など信じはしないが 死にゆく私があの花に見送られるならば それも悪くない 誰が名付けたか彼岸花 今年は誰…

僕の哲学

少し難しい話をしよう 君と僕の存在意義について 出会ったことが偶然だとしたら そのあとの結末はやはり偶然なのか 偶然がもたらす「糸」は運命と呼ばれ やがてそれは必然へと昇華する では、君と僕のどちらの存在が欠けても 今の結末は成立しない 偶然は一…

こごり

誰にも見えない 固まり いつのまにかおなかに 陣取っていた 06'11.3 ==覚え書き== ちろちろとノートの隅に書いたもの。 あんまり気に入ってはないものの 書いたからには残そうかなと(笑)。

紙一重

僕は思う 時々 空をとんでみたいと 僕は思う 呼吸をするように 泳げたらと そして思う 僕には危険を生き抜く力などないと そして、気付く 今を生きるのに 精一杯だということに

カオス

始まりはいつなのか知らない 気がついたときには 胸の奥底で澱が畝っていた 足元は歪み、 両手が空を切る そこはどの世界なのか 誰にも分からない 誰にも、同じ景色は見えない 私の意識はすでに私のものではなく 何者でもない何かとして委ねられる 人も獣も…

無限のひとりごと

孤独とは一人で存在することにあらず 昨日という時間は刻々と昨日で在り続ける 感情とは裏腹な言葉と行動 僕という人間が生み出す、出鱈目な音の羅列 『覚え書き』 いつも長々と綴るクセがあるので、 できるだけ簡潔にしたかった。 タイトルがふっと浮かんで…

そら

久しぶりの沿線からみた空は くすんでいて でも、僕の気持ちは穏やかで 少し懐かしい気分だった はきなれないミュールとスカート あの空みたいに足が重かった なのに、僕の心は軽くて、 少し昔を思い出したよ

真っ暗な景色など ぼくらはしらない ふと夜空を見上げて思ったんだ 月が煌々と照っていて 雲に影を作っている まるで葉の裏側を透かしたような きっとあれを叢雲と言うんだろう でも手の届かない たった一個の明かりなんて どこかに放り出されたみたいで不安…

ジェンダー

ふと思う ワタシは女なのだと 化粧もしなくて スカートも滅多にはかないけど ワタシは女だった とても綺麗な女の人を見て 自分を少し恥じた時も 友だちとウィンドーショッピングで 着た事のない服を試した時も 胸元や耳に何かが光った感じも 自分が男ではな…

Loopの先にあるもの

今まで信じていた事が 全て 足下から崩れていくような感じを つい最近 初めて覚えた 本当にきままに生きてきて それが「自分らしさ」なんだと思っていたから 不意打ちをくらって立てなくなった 臆病者みたいにみじめだったよ 僕には僕の事を思ってくれている…

日替わり

ヒトの心はひとそれぞれ ボクの心はそのひとつ そのひとつでも コロコロ変わる ボクでさえも 追いつけない そんな時は気持ちがアタマを抱えているから 涙はどこも伝わずに まっすぐ落ちる ヒトの心はひとそれぞれ キミの心もそのひとつ そのひとつを ボクは…