カルラの日々徒然

気がつけばマイナー好きになっていた

おやすみキャンディ

昨日、午前中
我が家の愛犬が私の不注意で天に召された。
落ちたリンゴを喉に詰まらせて。
医者に連れて行く前にぐったりして
だんだん体が冷たくなっていった。

私がここに嫁入りした時、一緒に並んで座ってたね。
最近はダンナよりも多く出迎えてくれたね。
こないだ誕生日を迎えて、何歳まで生きるだろうって
そんな話をしてたばっかりなのに。
ごめんね。苦しかったろうね。

一晩家に置いていたら、みんなが思いを断ち切れないだろうと
すぐに斎場へ連れて行った。
最期の最期まで目を開けていた。
もしかしたら、とみんなが思った。
でも奇跡は起こらなかった。

帰ってきたら、キャンディの物を全て片づけた。
こんなに広かったのかと淋しくてやりきれない。
でも私が言っちゃいけない。
家の中が静まりかえっている。
キャンディが着ていた服を一枚だけもらった。
短い間だったけれど、本当に慰められた。

私にはダンナにもお母さんにも何も言えない。
自分が原因で苦しませてばかりだ。
その上、最愛の家族さえ奪ってしまった。

ありがとうね、キャンディ。
ごめんね、キャンディ。
もう苦しまなくていいからね。
おやすみ。